行政書士とは
行政書士が扱うおもな業務
行政書士は、誰かに通知をする時や契約を交わす時、または国や地方公共団体に申請する時などに、あなたの代わりに文書を作成します。
法的な書類は誰でも事業として作成できるというものでは無いため、各士業がそれぞれ認められた業務を行っており、行政書士も非常に広範囲の業務を行うことができます。


岩崎
1万種以上の行政手続きや相続、内容証明、知的財産など幅広く扱います。

Sammy
だからそれぞれ専門分野に特化していくのですね。

岩崎
あらゆる分野を得意とするのは容易ではありません。

Sammy
行政書士同士の交流が重要ですわね。
行政書士の特長
行政書士会には会社から家庭まで社会のあらゆる場所で様々な経験を積んだ人が集まっており、行政書士はその中で勉強し、交流し、情報を共有します。
行政書士は紛争を担当しません。
紛争に発展する前に市民感覚で穏やかに調和を図る事が行政書士の責務であることから、一般社会や家庭の経験が豊富な国家資格者の集まりである事は最大の利点であると考えます。

岩崎
例えば私は製品の開発や販売をする一般の企業経営者で、普通の人です。

Sammy
同じ立場なら気持ちも分かリますね。
行政書士に相談するメリット
相手方に何らかの行動を求める時、安易に「法的措置を…」などと言ってしまうと相手が反って頑なになる事があり、争いにまで発展すれば時間も費用もかかって理想的な解決とはなりません。

岩崎
法律の前に人間同士です。

Sammy
法律を持ち出さなければすぐ解決する事もあるわね。
そんな時行政書士が出す文書なら、勇ましいことを書かずとも法律に則った文書であるという意味を含む事ができますし、他士業者とのネットワークにより、連携もスムーズです。

岩崎
時には士業者など登場しない方が治まりやすい、といった事は会社でもよく経験なさる思います。

Sammy
困った時の窓口に、まず行政書士にご相談ください。
8士業の業務内容と違い
行政書士
法的書類の専門家。
官公署に提出する書類、権利義務、事実証明書類を扱う。
業務の例:許認可申請、各種契約書、協議書、示談書、内容証明、定款ほか
弁護士
法律の専門家。
当事者同士での解決が困難なトラブルを扱う。
業務の例:相手方との折衝、裁判書類の作成、裁判所への出廷、刑事弁護ほか
弁理士
知的財産の専門家。
特許・実用新案・意匠・商標の出願、鑑定などを行う。
業務の例:特許庁への出願、出願に係る相談、鑑定書の作成ほか
税理士
税金の専門家。
税の申告その他税務署などに提出する書類を扱う。
業務の例:税務署に提出する書類作成、申告の代理、税務相談ほか
司法書士
登記や財産管理の専門家。
法務局・裁判所・検察庁などに提出する書類を扱う。
業務の例:商業登記、不動産登記の代理、供託手続きの代理ほか
社会保険労務士
労務管理の専門家。
労働保険や年金に関する手続き等を行う。
業務の例:労働基準監督署、社会保険庁等に提出する書類作成ほか
土地家屋調査士
不動産調査の専門家。
不動産を調査・測量、申請手続き等を行う。
海事代理士
海事手続きの専門家。
船舶の売買、登記、検査等を行う。

岩崎
いろいろあります。
