複製権の概要と解説

岩崎

著作権は、色々な権利の集合体になっていますが、その中から今回は複製権を紹介します。

しょみ

著作権の事をcopyrightというように、複製権は著作権を代表する権利ですよね。

まずは条文です

条文(クリックで開閉します)

条文の解説

というわけで複製権とは、著作者がその著作物を複製する権利を専有する。
=他人が著作者に無断で複製することをとめることができる権利です。

しょみ

複製する権利は、著作権者にしか無いという事ですね。

岩崎

はい、ただし例えば私的使用のための複製のような例外もあります。

複製権に該当する行為

法律上の定義です。

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条文の解説

複製権イラスト

複製する行為

複製権はコピーする事に関する権利ですので、コピー機での複写、カメラでの写真撮影、ハードディスクへのコピーなどいわゆるコピーする行為が該当します。
また著作物を放送したものを録音・録画する行為、講演を筆記する行為等も含みます。

再現する行為

いわゆるコピーだけでなく、脚本や台本等の著作物を上演する行為や図面に従って建築物を作ることも、この複製にあたります。

しょみ

いろいろな複製があるのですね。

映画館で映画を録音・録画する行為も複製にあたりますので、映画を盗撮する行為は複製権を「侵害」する行為となります。


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